七日目
天気が良く、素晴らしい日だったが、外には出ていない。
1000歩も歩行はしていないと思う。
頭がぼやける。散歩に行くべきか、と思いながら、夜になった。
書類も書かなければいけない。1枚。
進めなければならない幾つかの課題もある。
怠惰な一日だった。やらなければならないものを後回しにしたため、余計にそう思える。
ひどい夢にうなされた。夢の中では常に、眠気にあらがっていたが、どうにもならない。体が動かなかった。ゆめには3種類あった。
某漫画家殿と僕は、知人だの関係だった。近くに住んでいた、あるいは同じ部屋にいた。僕は体が動かなくて、うなされていた。助けを求めたような、求めていないような、それは思い出せない。横たわった僕が見上げて、漫画家殿が見下ろし、目が合ったような感覚があった。それ以上は思い出せない。
某インターネットライター氏がいた。僕の自転車のヘルメットをかぶっていた。僕は抵抗しようとした気がする。負けじと。僕のヘルメットで笑いをとっていた。それに負けたくなかった。なんだそれ。
最後の夢。僕は女性だった。夢では荒唐無稽な設定が前提になることが多い。それを疑うことはなかった。やはり朦朧とし、体の自由が利かない。夜だった気もする。薄暗かった。墓場だった気もするし、駐車場だった気もする。人気が少なかった。
いくつかの工程を踏んで、僕はある男に助けを求めた。優しげだが、どこか軽薄な印象だった。起きてからはそう思った。男は黒いミニバンに乗ってきた。僕は介抱される形で車に乗せられた。
ゆめの内容を覚えているのは珍しい。まして、それが3種類すべて覚えているとなると、ことさらだ。頭はまだぼっとする。散歩が必要か。
発話もしていない。朗読で補うべきか。
怠惰で苦しいが、体が動かない。薬を飲もう。今は、従う。
蕪と、ひき肉を煮て食べた。うまい。少し淡かったが、これぐらいでいいのかもしれない。解凍した白飯と合わせて煮て食べても、うまかった。
食材が冷蔵庫の中に余っていることへのプレッシャーを感じる。
今日はほとんど終わった、という感覚がある。
就業中は、この時間からさらに残業をしていた。終わるとかえって、胃に満足いくまで食品を詰め込み、寝た。よく回っていたと思う。
今の生活は、どういう生活なのか。癒される感覚は、最早ない。
はっきり言語化する。もはや癒されていない。何かをして、何かを得る必要がある。
本当に必要があるのか。
歩きたいが、同時に何か聞きたい。聞きたいものがないので、外に出る気になれない。
出ればいいのに。